Googleに原爆を!!

catchyなタイトルで人目を引いてみる。といっても半分まじめです。

昨日は原爆記念日でした。この日に、Googleのロゴをそれにちなんだものに変えるべきではないでしょうか。

日本では、核兵器および放射能というものがどのように悲惨なものかそれなりにしられています。「はだしのゲン」をはじめとした原爆の伝承のみならず、最近では東海村で臨界事故を起こし、新たな被爆者を出し死に至らしめてしまったのですから。

しかし、諸外国ではそうともいえません。落とした側の国、アメリカでさえも (だかろこそ?) そうです。核兵器は通常兵器の延長線上で考えられている節もあります。単に「日本が降参しないからちょっと強烈な空襲をしてやっただけだ」と。

古い資料ではありますが、Kurt Vonnegut Jr.の スローターハウス5 (ハヤカワ文庫SF ウ 4-3) (ハヤカワ文庫 SF 302) には、ドレスデン空襲のほうが広島の原爆よりも被害が大きかった、という言説があります。Vonnegutがこれを信じていたかはともかく、そういう言説も一部にはあったものでしょう。

もちろん、アメリカに「お前はひどい大虐殺をしたんだぞ」と責めてやりたい気はあります。が、それ以前に「通常兵器とは質が違うことが行われたんだ」ということを淡々とアピールし、是非はともかくとして事実を認識してもらうべきではないでしょうか。

Googleのロゴになれば、多くの人が目にします。そこで「なんだこのロゴは?」と興味を引いてもらえれば、そのさきにいってくれる人もいくばくかはいるでしょう。もちろん、その後「やっぱり原爆投下は正しかった」となるのもありです。いずれにせよ、興味を引き、事実に近づいてもらうのが第一歩です。

ですます調で書くと疲れた...