恥ずかしいのはだれだ?

恥ずかしいビデオを見た。いろいろと。

2chの癌VIPPERがTVで恥さらしとしてブクマされている、youtube上のビデオである。観察するに、はてな上ではこの日記から広まったようだ。

一応、職場などで見えない人のために解説しておくと「札幌の大通公園で夜中、いい年をした (20ぐらい?) vipperたちが戯れている」というものである。まあ、むさい男が数人と、女もいるようだ。ミニスカをみたときはおっと思ったが、顔を見ると実はそんなでもない。

というか、この顔、なつかしい。俺も恥ずかしながら 15年ぐらい前はパソ通なんてものをやってオフ会に出ていた。そのときに来ていた女の顔と同じだ。すげー不細工でもないけど磨かれてもいない。素直だけどすれている。でもそんな女に取り巻きもいたりして。それで、取り巻きにも入れず眺めていた俺。そういうのが浮かび上がってくる。

つーことは俺は逆にああいうむさい男と同じように見られていたわけで。いや、実際そうだろう。確かに俺はむさかった。同じように夜中にたむろって、わけもなくだべったりしていた。違いはテレビに出なかったことだけだ*1。変わってない。

そう、このビデオによれられた感想、「きもい」「ひどい」というのは正しい。スマン。でもそれは翻って自分に帰ってくる正しさだ。若いってことは恥ずかしいってことなんだ。別に 2chで集まろうが、サークルで女の取り合いしてようが、恥ずかしいことでいっぱいだ。

恥ずかしいことを「恥ずかしい」として冷静に見ることができる、今の若者はかわいそうだ。幸い、俺は恥ずかしいことを自覚せずにできた。鏡に自分がうつらないように行動していけた。思い返せば恥ずかしいけど、そんなのは忘れることができる。

でも今は冷静な指摘によって恥ずかしさを増幅させられる。しかも同世代の若者によってだ。一番かわいそうなのは指摘する若者のほうだ。指摘が怖くなって、何もできなくなる。かわいそうに。

まあ、Vipperたちは恥ずかしいことをやってくれ。でも荒らしはほどほどにね。

*1:実は、知り合いはNHKに取材され、朝の番組で放送されてた