上司はすべからく文学的たるべし

さっきうつらうつらしたときに考えたので、本当に寝言ポエムです。それもえらそうに会社組織の話を。

元は、昼間に後輩と「無能な上司が多い」って愚痴ったのが始まり。それが寝るときまで後を引いていたんだろうな。じゃあ、どんな上司がいいんだろうと。

技術的、理論的な細かい話を上司がしている暇はありません。何しろ、そういうことは部下が四六時中やっているはず。そんな部下を纏めるのが上司です。全員の話に付き合っていたら時間がない。もちろん、必要とあらば突っ込める技能は必要だけど。

そういうときにどう上司の意義があるかといえば、会社の目標とか、理論や技術に落ちる前の「オハナシ」を部下にしてあげることでしょう。そのために「オハナシ」がうまくなきゃいけない。

文学って言うのも、ぶっちゃけていえば「いかに面白い話をするか」って技術なわけで。評論とか見てるとしち面倒くさいけど本来の問題としては非常に単純なはずです。

それを知らずに「オハナシ」をはじめちゃうのは無謀かつ無駄だと思うのです。会社に与えられた権威だけで転がそうとしちゃったりするともうみてらんない。そこはうまい「オハナシ」で部下を丸め込み、得心させ進めていかないと。

そういうわけで、東京都知事はたぶん浅野じゃなくて芥川賞作家・石原にまたなっちゃうんだろうなあ、と思うわけです。まあ、しょうがない。文学的能力を磨いてもらうしかないんでしょう。