タミフルと薬害エイズ
タミフルを薬害エイズと並べて考える向き(立花隆の記事など) があったので思いついて書く。
タミフル自体の効果については、実際のところをよく知らないので菊池先生と同じような意見にならざるを得ない。まあ、注意して使おうねってとこだ。
でも薬害エイズと並行するところがふと思いついた。
薬害エイズの原因は血液製剤の輸入である。その遠因としては、輸入血漿に頼る日本医療の体質があった。
1985年当時、日本はアルブミンを大量に消費し、自給だけでは間に合わなかった。その埋め合わせとして世界から原料となる血漿を輸入し、世界の流通量の 1/3を消費するような事態になっていた。
なんか日本がタミフルを濫用する過程に似ているんじゃないだろうか?
似ているからといって、同じように薬害だといえるわけではない。けど、何か異常な事態になっているというのを把握したほうがいいと思う。直感って言うのは日常生活において結構役に立つものだ。
もちろん、専門化には直感とは別の検証を続けていてもらわないと困るけど。