エイプリルフールの由来
エイプリルフールだといって喜んで嘘記事を書く向きが多い。そしてそれを何も考えずに喜ぶ向きも。はてぶの人気ニュースに impressの記事が並んだりするようだともういけない。
ひねくれて、俺はまじめにエイプリルフールの由来でも調べてみようと思った次第。
だがネットを探してみたら諸説紛々なのでいくつか紹介してみよう。
イギリスの狼少年説
Wikipediaに載っていたある意味もっとも信憑性の高い説。
16世紀ごろ、イギリスのエカレポン(ecalpon) という貧しい町に虚言癖のある少年がいたらしい。その少年の父親は漁師をやっていたが、少年が幼いころに漁に出たまま帰らぬ人となってしまった。少年の叔父は困った子だと思いながらも、不憫に思い引き取って育ててやっていた。
しかし、虚言癖はだんだんひどくなっていき、叔父夫婦の手をさらに焼かせるようになっていた。とある春の日「天使をみた」などと言い出すので、堪忍袋の緒が切れた叔父は「お前みたいな父親もいない子に見えるわけがない!」と怒り出し、せっかんをした。
打ちひしがれた少年は町中に聞こえるような大声で「うちの父ちゃんはもう帰ってこない」と泣き叫びながら、海辺に走っていった。この夜は嵐になり、少年も父親と同じように海にさらわれていってしまったのだろうと町のものはうわさした。
が、次の日は嘘のような快晴であった。町のものが市場で少年のうわさをしていると、見慣れない乞食がきて物をねだった。ふと、その顔を見るとなんとやつれてはいたが少年の父親であった。ただ、本人は一切の記憶をなくしていたが、少年の名前を言うと一切を思い出し、少年はどこにいるんだと詰め寄った。
町のものも真実を告げづらく、とりあえず叔父のところに連れて行き、真実を告げると、男は狂ったように叫びだし海へかけていってしまったという。その後、少年と父親の消息を知るものはいない。
この親子を悼んだ町の住民は父親があらわれた日、4月1日にはどんな嘘をついても許されるとした。これがエイプリルフールの由来である。
中国の呂尊説
中国に呂尊という者がいて、親子ともども捕虜に取られたが子供にこれはゲームと嘘をついて耐えさせたという「Life is beautiful」の元になった話しがあるんだよって書こうとしたんだけど、面倒くさいのでよす。
わかったこととして、やっぱり俺は物書きとしていまいちだってことだ。