iPod Touch に見る Appleのいやらしさ

iPod Touch を知って、やられたと思うとともにいやな感じが広まった。

やられたというのは、iPhoneに $500も払って損したというだけじゃなく、これならキャリアの縛りもなく好き勝手なことを Appleができるだろうってこと。勝手アプリへの道が広がったわけだ。そのうち Skypeとかもでてきたりするんじゃないだろうか。面白そうだ。

で、嫌な感じというのは新しい iTunes Wi-Fi Music Storeのことだ。

なんでもStarbucks と連携して、その場でかかっている曲を買えるようになるらしい。うまい。買いたくなっちゃいそうだ。
考えてみると、日本のデジタルテレビがやりたがっていたような「メディア-購買」へのタイムラグのない環境を (starbucksでだけといえども) 実現しちゃったわけで。

しかしその分、結局デジタルデータは Appleに「FairPlay」とかいいつつかこわれちゃうわけで。テレビ局が電波の既得権に寄っかかった殿様商売をやっているように、Appleもユーザの持っている楽曲データを既得権としてより握ってしまうことになるんじゃないか。それをもとに好き放題やるんじゃないだろうか、っつーこと。

いや、たしかに Digital Musicを広げた功績は認めるし、そういうシステムでもなきゃ市場もユーザも広がらないってのもあるんだろうけどね。

でも、なんか真綿で首を閉められるような気分なんだよな。自分が持ってる楽曲ぐらい自由に扱いたいよな。