トラックバックの踏む二の轍

条件反射的トラックバックが引き起こす悲劇について、ここで声を大にしていっておきたいと思う。「条件反射的」と書いてしまったが、これはトラックバックという仕組みがもつ内在的な欠陥だ。と思う。んだけど。君はどう思う?

なんか突っ込みがいがある記事があると、条件反射的にトラックバックをうってしまう。これじゃサルだ。いや、サルはトラックバックうたないけど。サルにうたれたらダメージでかいよな。いや、それよりもサルのほうがおれより被ブクマ数が多かったりして。怖い考えになってしまった。

でも、こういうのって fjじゃねえ? っていうか、読んでるよい子の皆さんは fjってしってる? なんか猫みたいに見える文字列を signatureにもってる人が、揚げ足取りとしか思えないような投稿をしていたり。いや、こんな定義じゃ junk.testになっちゃうか。thcomp。

そういう、条件反射的な followがずらっと山のような threadになって見える場所だったんだよ、fjってのは。壮観だった。今考えると、90年代に花開いた雄大なネタだったのかもしれない。そうだよなあ。中学生でさえも匿名掲示板にいって煽ったり煽られたりして立派な厨房に育ち、ブラクラに引っかかって大人の世界を知る。そのころの fjに参加されてたのは優秀なイチリューキギョーやケンキューキカンに勤めていらした日本の粋を集めたかたがただ。そんなかたがたが実名を出して、煽りあったり愚にもつかないことでスレッドを伸ばしたりすることがあったのかしlala。皆ひろゆきがしかけたネタじゃなかったのかなあ。

そういう条件反射的な followを出してしまう条件の一つ、でも最大の一つは近視眼だ。目の前の articleしかみず、ほかをみない。自分の articleがどう引用されたかしか見ない。ほかの threadなんか当然見ず、ましてや、最初の articleにあった問題意識など冥王星の向こうだ。それが固まったのがあの惑星だ。神はそうのたmohta。

トラックバックは新しい道具の癖して、そんな近視眼を再生産するんじゃないのかな、って気の弱い僕は思うんだけど、君はどう思う? って聞いたらどんな顔をして君は僕を見返すんだろうか。トラックバックもとの記事しか読まずに孫引き、ひ孫引きで増幅される悪意。ましてや、最初にある問題意識なんてたどりようがない。trnだったら nや pで飛べたのに。

いままででた意見をまとめて、それでもって考えさせてくれるような装置が必要なんじゃないのか? movabletypeとか、はてなダイアリーとか、あめぞうとか、本当にそういうシステムなんか? 脊髄反射なんかじゃなくて、テーゼとアンチテーゼで止揚するような、そういうもんじゃないのかねぇ? ねー、ヘーゲルさん。

いや、おれもさっき酔った勢いでトラックバックみたいなものをやらかそうとしちゃって。でも、よく考えると、そんなのにぶら下げたってしょうがねーなっていうか。その前にあった議論やわきにある現実とかをみなきゃ、意味ねーな、と気づいて。まあ、文体ぐらいはいろいろおまけつけて面白くできるから、ブクマはしてもらえるかもしれないけどよ。

でもやっぱりブクマしてくださいよ、ブクマ。やっぱり嬉しいしさ。こんな文体しかネタがない投稿でもよ。頼むよ、健ちゃん。

では
はは