また業の深いはなし

ちょっと言いがかりっぽいんだが、内田先生が屠殺に関するタブーに関して言及していた。っていうか、屠殺って単語も辞書にないのかよ! >MSIME。日本の放送局並みに腐ってるなあ。


家畜が食肉に「変換」される工程については、そこで何が起きているかを、隠蔽するにせよ、神話化するにせよ、「あきらかにしない」という点については人類史的合意が成立している。
それは、おそらく食肉習慣の起源に「抑圧された記憶」が存在するからだろうと私は考えている。
そして、すべてのトラウマがそうであるように、それを言語化できないという当の事実が人間の人間性を成立させているのである。
ここだけを引用してしまっていいのかわからないが、開き直って。

そんなにいうほど屠殺って忌避されてるんだろうが。トルコのクルバンバイラム (大都市イスタンブールの家庭で羊が殺されるらしい) とか。日本でも戦前ぐらいまでは田舎では鳥をつぶして食うのは普通だったのでは。「おばあちゃんの家」では、現代の韓国でもそういう風景がみられるし。

内田先生のことだからそういう直接的な意味ではないのかもしれない。