Crownな文化

Crownというのは道化のこと。ピエロのような変な化粧をした道化ばかりではなく、古くはチャップリンや最近ではローワン・アトキンソン(Mr.Bean)などもCrownだ。サーカスには欠かせない存在らしい。

なぜそんなことを言い出したかというと、IBMの「コントロールを取り戻せ」キャンペーンのビルを見たからだ。べたなんだけど、結構こういう笑いは好きだ。

ここまで漫画にはならないけど、Crown的な親父は確かにUSの会社にはいる。いつでもおどけてて、落ちを引き取るデブ親父。禿だとなおいい。sitcomを地で行かないと気がすまないみたいな。

日本ではこういうのはいなかったよなあ。ギャグをいってもどこか威厳とかさびしさが漂ったりする。シモネタをいって冷笑されるのもいる。つまらないオヤジギャグをいって引きつった笑顔を強制するパワハラも横行していた。

もしかするとこれは、日本でのオヤジ像の幅の狭さを反映しているんじゃないか。それが日本の労働環境の硬直化に影響し、若年労働者の就業率低下、景気の悪化に結びついているのではないだろうか??

日本のオヤジも Crownとして成長していく道を考えるべきだ。そういうキャリアパスっていうか、オヤジパス?もちゃんと考慮に入れれば、いろいろな問題が改善するだろう。チョイ悪とか言ってる場合ではない。いや、チョイ悪もオヤジパスの選択肢を増やすという意味ではいいことだけど、俺はなれそうにないし。