なぜ magazineは雑誌なのか?


ざっし 0 【雑誌】

複数の執筆者や記者が書いた作品や記事・写真などを掲載する定期刊行の出版物。マガジン。

ある、決まったテーマについて文書をまとめれば単行本になる。何か説明したいものがあり、それにそって文書を集める。教科書など典型。

それに対して、雑誌はテーマについてまとめたものじゃない。テーマを時間的に発展していくネタの縦糸だとすれば、雑誌はそれを横糸で断ち切ったものだ。断面には、綺麗にまとまった縦糸が数本見えるのではなく、たくさん縦糸が断ち切られて、無造作に雑に見える。それが雑誌だ。

雑誌=定期刊行物だと思っていた中学生ぐらいのころ、何で「雑誌」なんて、質が悪そうに思える名前を採用したんだろう、と思っていた。雑な誌なんて。

でも雑誌というのは、そういうテーマが縦糸としてまとまる前に雑なまま投げだしてしまう、そしてその後の縦糸の発達に貢献する、そういう矜持があるものなのかな、と納得してきた。立派な内容のあるものは単行本に任せる。その代わり、雑で、整理されてなくて、でも考える材料になるものは俺に任せろ、と。

そう思うと、雑誌という名前もいいもんだなと思えてきた。ケンシロウを進めるために命をなげうつフドウみたいな。うむ。

ということで、雑ブログを目指していきます。皆様の思考の糧になれるように。なれるかな。