素人動画に挑戦したい

「素人投稿動画は本当に『ごみ』なのか?」-FPNっていう entryがありまして、もう blogsphere的には「そんなことないよね」っていうのが政治的に正しい気がします。あえて逆らうことなく、それを補強するために書いてみます。

で、たまたま昨日見た記事がちょうどいい例になってる気がした:


★50人のファンが50台のビデオ・カメラで、ビースティ・ボーイズのライヴを撮りっぱなしの90分!
2004年10月9日、ニューヨーク。全席ソールド・アウトのマジソン・スクエア・ガーデンビースティ・ボーイズの地元凱旋ライヴ。スタートの直前会場内の控え室に、50人の幸運なファンが集められた。スタッフから彼らに手渡されたのは50台のビデオ・カメラ。与えられた役割は、それぞれがそれぞれの視点でこの夜のライヴを撮影すること。条件はただひとつ、「ライヴの始まりから終わりまで、決して録画を止めないこと」だけだった。

★「海賊版」×「オフィシャル」=革命的コンサート・フィルム
この膨大な量のライヴ映像を一本の映画作品にまとめる作業に挑戦したのが、監督のナサニエル・ホーンブロウワー。ビースティ・ボーイズのメンバーMCAことアダム・ヤウクの映像作家としての別人格だ。今までにバンドのミュージック・ビデオやDVDのディレクションを手がけており、本作で待望の長編映画デビューを果たした。もともとインターネットで見つけた携帯電話でのライヴの隠し撮り映像にヒントを得て、今回の「撮られっぱなし企画」を思いついたのも彼。この夜のファンの映像を観て「それぞれが撮りたいものを撮っている。この映像には真実がある」と感じ取ったナサニエルは、実に一年もの期間をかけて編集とスペシャル・エフェクトに取り組んだ。
つまり素人の動画でも、編集しだいで商業作品になる、っていうことじゃないですか。

編集がなってないからだめだ、ってプロの方の意見もあるんだろうけど、それこそみんなでよってたかって切り貼りすれば面白いのができるのは、2chなどでもわかる。

そもそも素人でも面白いのをつくってるよねえ。前の日記で言及したのとかPESとか。実はこれらは素人じゃない気もします。単にお気に入りのを紹介しただけです。

っていうか、こんなにマジにならなくても、「ごみばかりだ」っていう業界の人たちをネタにして笑ってればいいのかも知れないな。