生徒が悪くないからこそ、補習を受けさせるべきじゃないのか。

太平洋の対岸の火事だと思って見逃していたのだが、どうも納得いかない言論をみたのでちょこっとだけ:


その後、与党が31日夕開いた教育再生検討会でも、公明党議員が「生徒の負担を軽くするよう柔軟に対応すべきだ」と次々と声を上げた。自民党議員からは「不公平感を残さぬようルールを順守するべきだ」「生徒は悪くないのだから、補習は必要ない」などと幅広い意見が出された。

あくまで授業はその内容を教えるのが目的だ。単位はその結果ついてくるものだろう。そういう原則論を踏みにじってこういう発言ができるあたり、発言した人の頭脳の程度が伺われる。

こういう浅はかな議論で、学ぶべき科目を学ぶ権利を、責任のない生徒から奪ってしまっていいのだろうか?

もちろん、多くの生徒は単位が目的で、履修内容などはどうでもいいと思っているのかもしれない。でもせめて国会ではそういう建前論をとおしてほしかった。ゆとり教育の弊害かもしれない。