スーパーチューズデーの裏で

Simpsonsを見ていたら、やたら "Yes for 94, 95, 96, 97" とか "No for ..." って CMがはいる。どうやらインディアンのカジノの問題についていっているようだ。アメリカって言うのはこういう政策についても CMをバンバン入れる国なんだなあ。でも一つの番組で Yesと No、両方の CMを流す節操のなさはさすがだ。

ちなみに、俺は見てないがシュワルツェネガー知事おんみずから出ている CMもある:

気になって調べてみると Californiaにおけるインディアンのカジノ合意の修正案への住民投票が、こんどの火曜日にあるらしい。つまり、大統領候補が決まるメガチューズデー*1のうらで、こんな投票もやってたんだ。日本だと、衆議員選挙の裏に最高裁判官の審査があるようなものか。

でも最高裁判官の審査の空気のごとき影の薄さに比べ、テレビでCMをながしちゃうこの熱気はなんなんだ。なんにでも馬鹿正直に力を入れるアメリカっぽい。いいなあ。

ちなみに解説すると、この修正案、ベチャンガ族、モロンゴ族、サイキュアン族、アクア・カリエンテ族の部族の州内でのカジノの営業規模の拡大を認めるというもの。詳しくは、なんと州政府がくばる日本語での解説を参照してくれ。 そりゃ、この州には日系移民も多くいるけど、ここまで手厚くケアしてくれてるとは。大体、日系3世とかなると日本語も話せないのが多いのに。他にも投票者むけ案内サイトにはスペイン語版、中国語版はもとより、韓国語版、タガログ語版、ベトナム語版がある。さすが California。がんばるなあ。

ちなみに、この予備選案内サイトでは大統領候補の政見もみられる。日本では報道されない泡沫候補も一杯いることが分かって楽しい。どこかに又吉イエス外山恒一みたいなトンデモ系候補もいるんだろうか。いてほしいよなあ。

ということで、インディアンのカジノの問題から差別とか F*ckin WASPとかアメリ最高裁のいい意味での頭の固さとか論じようと思ったんだけど、面白がっただけで終わってしまった。

もっと真面目に知りたい人は賛成派のサイト反対派のサイトでもみてみてください。

*1:スーパーチューズデーって言い方もあるが、通ぶってこう書かせてもらう :-)