街にやってきてるよ

つまり、多くの人にとって、自分の国に来てないうちは他人事で、自分の街には来てなくても自分の国に来たら一大事ということだ。

ストリートビューが僕らの街/国/星にやって来た - アンカテ

どうなんでしょう。私はみんな「ストリートビューが街にやってきた!」っていって騒いでる気がするんだけど。すくなくとも自分の感覚はそう。
ただ、その街がものすごくでかい、東京や大阪をふくんでる。昼間人口でいえば国民の20%ぐらい含んでいるのでは。だから、騒ぐ人も多い。

たしかに本当はアメリカで始まった時点で騒がなきゃいけなかった。でもやっぱり東京の路地とアメリカの広い道じゃ感覚が違う。
実際、俺の家もCAでのサービスイン当初からストリートビューの被写体になってた。でも、「お、写っちゃってるよ」ぐらいで、覗き見されてる感覚はあんまりなかった。
でも日本はちがう。せいぜい、歩道がある道から歩道越しにとってくれるのかと思ったら。車がすれ違うのも不可能そうな路地にまで入って撮影してる。すげえ。タクシー泣かせの世田谷の道まで入っている。無茶だよ。不審そうにカメラを見上げてるおばさんがいっぱい写ってるのも無理はない。
さすがGoogle、空気読めてないよ。いや、むしろそういう空気まで写し取って保存してくれてるよ。
と、ここまで見て気づいた。ストリートビューは空気まで保存しちゃってるから、見ている我々にいたたまれない気分にさせてるんじゃないか。空気を読まされちゃう。見てるとKYと言われそう。その不快感がああいう数々の反応になってるんじゃないか。
俺もまだ日本教信者だってことですかね。