ネグロポンテさん、チルドレンズ・マシン 1号欲しいよ!

って書いたら

ネグロポンテ: 開発プログラムに参加しろよ >> hujikojp

って天の声が聞こえました。

チルドレンズ・マシンってのは OLPCってよばれてた、発展途上国の子供たちにコンピュータを $100で配って教育を受けさせ生活レベルを上げよう、って計画。

でも俺はこの CM1ってのには否定的です。箱さえあれば発展途上国の教育がよくなるか、っつーの。それを使いこなす能力っていうか向上心 (さらに踏み込んでいえば Hacker魂) が必要だろ。そんなものが箱配っただけで育てば世話ないよ。なんか、日本がお得意の箱物行政みたいな感じがするんだよね。

大体、自分の国はほっといて発展途上国に、って言うのが馬鹿にしてる気がする。その前に自分の国の教育をどうにかしたほうがいい部分もあるんじゃないかな。これを使うとこんなにいいことができましたよ、ってことを示さずに使ってみろ、ってねえ。ドッグフードをくえっつーの。

いや、ハードウェア的にはかなり欲しいんだけど。やっぱり液晶が命だよね。反射型で200dpiのディスプレイなんてしびれちゃう。電源も持つんだろうし。確かにPCとは使い道が違うかもしれない。こんなハードで面白いもの作って世界を変えられればいいよね。俺や君がいる、大人の世界を。

つまり、子供しか使わないものじゃなくて、大人が使うものにしなきゃだめじゃないかな。子供は賢い。そんな子供しか使わない、実生活の役に立たないものは子供のおもちゃだと認識して、大人になるにつれて捨て去られるんじゃないか。

ここまで書いてみたら、OLPCには二重の蔑視がある気がした。子供に対するのと、発展途上国に対するものと。だからこそ失敗するんじゃないか。違うかな。